マイノリティ

思ったことをすぐ口に出す…【ADHDの衝動性】に悩む自分を好きになれた瞬間











こんにちは!「バチバチのADHD」と診断済みの、さとうひより(@hi4r1_xo)です。

実は、数年前に発達障害についての発信をはじめたときに、ひとつ心に決めたことがありました。

それは、「才能に恵まれているような言い方をむやみにしないこと」。

最近では、芸能人のかたでもADHDを公表している人が多いため、身近な障害としても認知されてきたように思います。
しかし、あるときにとあるアーティストさんが「むしろ、できることへのアピールとして使いたい」とおっしゃっていて、これはすこし危険だなと感じたんです。

もちろん、そのスタンスに救われる人も多くいらっしゃることでしょう。だけど、ADHDを持ちながらも活躍している方々は、必ずそれ以上の想像もつかないくらいの努力を重ねているはずです。

もし、その事実をすっとばして、「なぜ困りごとが起こるのか」への理解が進まないまま、「特別な才能のおかげ」といったイメージだけが先行してしまったら。かえってそれに苦しむ人が増えてしまう気がしたんですよね。

なので、わたしは同じ特性によって失敗するケースと好転するケースの両方を伝えたいなと考えています。それが、目で見てすぐにわかりやすいマンガだったらもっといいかなって。

ひより
ひより
この記事では、マンガのなかにでてきたエピソードとその理由をさらに深掘りして解説していきます〜!


(このお話に出てきたピアス。宝物です!)

❶失言を生みやすいADHDの「衝動性」

ADHDの特徴のひとつに「衝動性」があげられます。

たとえば、思いついたことをすぐに実行しなければ気が済まなかったり、衝動買いが多かったり、人の話に割り込んでしまったり…。

わたしは昔、この「割り込み」のパターンがすごく多くて、周りはとても困惑していたと思います(笑)自分が知っていることや、共感したことを、そのまますぐに口に出したくなってしまうんですよね。


(そして話がコロコロ変わる)

周りとの受け取り方のちがいから失言につながったり、誤解から信用を失ったり…なんてことも。

でも、ありがたいことにこの性質のおかげで「面白い」って言ってもらったり、だれかと仲良くなれるきっかけが生まれたりすることもたくさんあるんです。

ぜんぶをぜんぶ直すんじゃなくて、活かす方法を身につけていきたいよね!

❷集中力がなさすぎて、次々と目移りするADHDの「多動性」

実は、わたしにはひとつのことに集中できず、目の前の相手とおしゃべりをしながらも、その場の景色をあれこれと観察するクセがあります。(いつも遊んでくれてるみんな、ごめん…!でも人一倍、話は聞いてる!)

これは、「多動性」の傾向が関係していそうです。

ひより
ひより
そういえば、学生時代も授業受けながら他の授業の宿題してたなあ…

でもたぶん、ほとんどの人ははきっと、目の前のことしか見てないし、考えていないんですよね。

たとえば、カフェやコンビニでバイトをしていたいた頃は、たくさんの情報が目につくことでその場にとって最適な判断ができず、周りからは逆に「ぼーっとしてる」と言われてしまうギャップに悩んでいました。

その「前提のちがい」について気づいたことで、話の行き違いはずいぶん減ってきたように思います。

❸アスペルガーの「積極奇異型」をあわせ持つこと

ADHDの人って、だいたいがASD(アスペルガー)の性質を同時に抱えています。なかでもわたしは、「積極奇異型(せっきょくきい)」のタイプに分けられるようです。

初対面の相手に急に馴れ馴れしく話しかけてしまったり、プライベートなことについついつっこんでしまったり。

第一印象で「変な人」とか、「空気が読めない」なんて言われてしまうのは、おそらくこのせいかもしれません…(笑)

だけど、「衝動性」の性質と同じように、これを人とのコミュニケーションに活かすこともきっとできるはず。

ひより
ひより
次回の「よかったことマンガ」では、「コミュニケーションおばけ」とも言われたわたしのそんな性質のエピソードを紹介しようと考えています。
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