「長女」という名の呪いについて
元・婚約者に自分のコミュニケーション能力のことを「むしろ、すごいわ」と言ってもらえた経験があります。
彼とはわたしの親族間のトラブルがきっかけで婚約破棄をする結果になったのですが、最後に挨拶をしてくれることになったのです。(遠距離だったため、対面はこれが初めてでした)
このマンガにも出てくるような両親の態度を目の当たりにして、かなりの苦戦をしていた(本来は陽気な大阪人の)彼。
「いつも家族の話をする度に、そんなに?って半信半疑だったけど、あれは相当だわ。むしろ、あんな環境でよくその対人スキルを身につけたと思う」と認めてもらったときに、これまでの努力がやっと報われたような気がしたのです。
「自分が盛り上げなきゃ」とか「話せていない人を会話に混ぜてあげなきゃ」とか、別にみんながみんな考えてるワケじゃないんですね…?
そんなプレッシャーを、わたしは「長女病」と呼んでいます。
「所属感」の程度がギャップを生む
自分のハンデを埋めるため、コミュニケーションの方法論だとか、心理学の本なんか、もうこれまでに腐るほど読んできました。
だけど、それでも初めて聞いた「所属感」という言葉。
それもそのはず。すっかり団体行動へのニガテ意識を持ってしまったわたしは、「所属したい」なんてまったく考えたことがなかったんです。
いつも、自分からなかなか心を開かない人へ「なんとかしてあげなきゃ」と感じてきました。
自分ばかり喋りたいことを喋って満足している人に、「なんで周りに気を使えないのかな?」とモヤモヤしてしまっていました。
でも、コミュニケーションの質よりも「量」を重視している人たちだって、きっといるんですよね。
その差を見極めることが、コミュ二ティで柔軟にやっていくコツなんだろうなあ…。
「自分の話を延々と続ける人」への対処法
でも…、世の中にめちゃくちゃいますよね?「いくらなんでもちゃんとしようよ!?」ってかた。
実は、このことをマンガにしようと思ったのは、そんな「困った人」にここ半年間ほどず〜〜〜〜っと頭を悩まされてきたからです…(笑)
そのときにやらなければならないことをその人のせいでできなかったり、その場にいるみんなの時間が平気で奪われてしまったり。
やっぱり実際に困るものは困るので!!!
どうしても避けられないトラブルメーカーに、コミュニケーションの「質」を求める側がなにをできるのか。
たくさんの人と意見を出し合ってみました。
そこで、いちばん声が多かったのは、自分の話を延々と続ける人を「スルーしないこと」。
大人な対応ぶって、黙って話を聞き続けたり、持ち上げてしまって結局トラブルにつながるくらいであれば、多少「空気が読めない」ふりをしてでも流れは変えるべき。
どうにかして穏便にやり過ごそうとするのは、かえって全体のストレスを溜めてしまいます。
時限爆弾ゲームのようなものですよね。みんなでその人の相手を押し付けあった結果、解除できずに爆発してしまうなら、それはもう連帯責任でしょう…!
逆に、喋らない人に対しては「気にしないこと」かなと思います。
たとえば、みんなの前では発言されなくても、あとで「助かりました」とメッセージをいただくことがよくあります。
「あの時は言えなかったけど…」と喜びを表現してくれるタイプもたまにいますよね。
それぞれのペースがあるのだと理解して、わたしも含めて、「反応がない」ことに落ち込みすぎないのがいちばんかもしれません…!
\めちゃめちゃうれしい…!/
延々と自分の話ばかり続ける人と、喋らなくてもいいと思ってる人の正体がわかった話①(1/4)#コルクラボマンガ専科 #エッセイ漫画#マンガが読めるハッシュタグ #漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/BJ5yK3WtpG
— ひよぴ🐑🌹🧹生存戦略 (@hi4r1_xo) October 2, 2020
\ 徹底的に話してみた動画 /