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【気力がわかないときには】無心になれる会話劇『セトウツミ』でいつの間にか笑おう

心も身体もなんとなく疲れていて、気分転換しようにもなににも集中できない…。

なんてことが、たまにありませんか?

元気があるときにはエンタメによりいっそうパワーをもらえるけど、気力がないとマンガを読んでいても映画を観ていてもなんだかなおさら疲れちゃうんですよね。

…しかし、あったんです!

なんとなく流し読み・流し見しているだけで、いつの間にかクスッと笑えて、ふいに爆笑してしまうゆる〜い作品。

それが、此元和津也(このもとかづや)原作『セトウツミ』です。

シュールな会話劇が面白い!漫画『セトウツミ』の魅力

この作品では、だれかが鬼と戦うこともなければ、海賊王を目指したりもしません。

大阪に住む男子高生ふたりが、放課後の河原でひたすらおしゃべりをするだけ。
なのに、その漫才のようなやりとりがついついクセになって読み進めちゃうんですよね〜。

主人公の1人目は、いわゆる「ガリ勉」タイプの内海想(うつみそう)。


(↑右のメガネくん)

話が合わず、どうしても幼稚に思えてしまう同級生たちからひとり離れて行動する彼は、放課後に塾へ行くまでの一時間半をいつも持て余していました。

そこで毎日、学校の帰り道である河原で考え事をしながら過ごすことにします。

そんなある日、いつものようにボーッと座っていた内海にとつぜん陽気に話しかけてきたのが2人目の主人公・瀬戸小吉(せとしょうきち)だったのです。

(↑左のツンツン頭が瀬戸)

ひより
ひより
タイトルの『セトウツミ』はふたりの名字をかけあわせたものだったんですね!

元・サッカー部期待のエースでもある瀬戸は、勉強ばかりしてきた内海とは正反対のタイプ。
学校イチの不良に目をつけられたせいで部活もやめさせられて、家では親の離婚問題にふりまわされていました。

噛み合わないようで意外と馬が合う「暇を持て余したふたり」は、毎日この河原で待ち合わせて交流を深めていきます。

いつものボケとツッコミが逆転!?お腹を抱えて笑ったお気に入りのシーン!

『セトウツミ』は基本的にたんたんとした会話が続くオムニバス形式。あいた時間にサクッと読めるのも魅力のひとつです。

進撃の巨人』とか『キングダム』みたいに「今どうなってたっけ!?」ってならないから気がラク〜♪

そんななかでも、特に読んでほしいのが2巻の「ババ抜き」6巻の「絵しりとり」のエピソード!

秀才な内海にくらべると、だいぶ天然な瀬戸は必然的にボケ側にまわりがちなのですが…。

このババ抜きと絵しりとりではふたりそれぞれの視点が見られるので、瀬戸が内心内海に対してどういうツッコミをしていたか知ることができるんです。

会話って、意外とあとから「こういう意味だったんだ!」と気づくことがありますよね(笑)

そんな行き違いの経験があるかたにもおすすめのエピソードです…!

全体的な雰囲気としては、『聖☆おにいさん』に近いかも。コマも大きくて絵もクセがないので、どなたでも読みやすいはずです〜!


映画『セトウツミ』はラジオ感覚で観るのにうってつけ!

実は、映画化もされている『セトウツミ』。
内海役を池松壮亮、瀬戸役を菅田将暉がダブル主演で演じています!

この映画最大のおすすめポイントは、河川敷からほぼ移動せずにず〜っとふたりのかけあいだけが続くこと(笑)

わたしは映像をつけながら作業をしたり家事をしたりするほうがはかどるので、流し見で楽しむのにちょうどよかったです。

おぎやはぎやバナナマンなど、コンビの芸人さんのラジオを聴くのが好きなひとにもぴったりかもしれません◎


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ちなみに、「意外な結末」と言われている最終巻のエピソードは映画には含まれていないので、最後までこのままのテンションを味わいたい人は映画から観はじめるのがいいかも。

衝撃のラストは↓の記事に詳しくまとめてみました。こちらもぜひどうぞ!

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